コンパクトボディにパーツがぎっしり詰まったDELL Dimension 9200C。比較的涼しい北海道とはいえ(しっかり冷房の効いた部屋であれば問題ないのかも知れませんが、あいにく我が家には冷房装置・エアコンはありません)、サイドカバーを開放したり外部ファンを使ったりと、夏の温度対策に苦労していました。
とっくの昔にメーカー保証も終了、交換可能なパーツは自ら交換修理する我が家では、作業に伴う万が一のリスクがあっても問題はありません。
ということで、このたび次のような対策を実施しました。(もしも同様の作業をされる方は、くれぐれも自己責任でお願いします)
その熱対策作業実施の結果、必ずしも測定条件(周辺環境)が同じではないので、一概に比較はできませんが、GPU(Graphics Processing Unit)とHDDの温度に-10℃程度の冷却効果が見られました。引続き観測継続中。
DELL DIMENSION 9200C外観
当初、原型を大きく変えることなく有効な対策はないものかと、木製ダクトを作製し排熱を試みた。しかし、ファン静圧の関係もあり期待した高い効果を得ることができなかった。
今回は、給気口確保と内部給気(押込み)ファン設置、HDD換装等実施した。
赤矢印が従前のエアーフローでCPU冷却後の温風でHDD冷却(HDD基盤チップ側に冷却ファンが設置されているが効果は限定的と思量)、さらに電源冷却ファンを通って外部へ。HDD冷却とともにGPU冷却も期待し、今回緑矢印のエアフローを増設した。
【左側丸印】
CPU冷却ファンと一体になった樹脂製ボードに、直径10mmの6個の穴を開け新設ファン(60mm)の外部空気流入量を確保。
【中央丸印】
エアフロースペース確保のため、2.5″HDDに換装、さらに熱伝導シートにてヒートシンク貼付。
【右側丸印】:新設ファン外部電源(UD-ACDC100NS)接続用にコネクター設置。
空気取入用の6個の穴
自作したファン取り付け用木製枠。しっかり納まり、外れることのないように微妙な調整が必要。