昨年6月に、レガシーパーツを引き継ぐとともにその持てる性能を発揮させるためATXマザーボードを入手し交換検討中であった”stone号”。
マザーボード交換はパソコン入替えに等しく、登録解除回数制限のあるソフトウェアや、Windows10のライセンスがどうなるかを含め種々詳細検証中でした。
交換作業に伴うライセンス移行が面倒なようだったら、同じ手間ならこれを機会に最新最速のマシンを組み立てようかと、密かに都合の良い覚悟(苦笑)をして作業に取り掛かりました。
が、”残念なことに”予想に反し思った以上に順調に作業が進んでしまい新たなマシンは少し遠のいたようです。
Windows10は、ライセンス認証がデジタルライセンス認証になったおかげでしょうか、すんなりと認証されました。
その他のアプリケーションのいくつかも、再度ライセンスキー入力を求められましたが特段の問題は発生していません。
マザーボード交換するならクリーンインストールがよろしいのでしょうが、”面倒だなぁ”が先に立ちました。
とにかく新しい(古いけど)マザーボードで、温度を気にしながら壊れない程度のオーバークロック等チューニングでフルで働いてもらおうと思っています。
余談ではありますが中古のマザーボードにかけまして。
50年が80年に、いつの間にか”人生100年時代”と言い出し、時によって老人扱いをしたり現役世代扱いをしたり、”都合よく使い分けるんじゃねぇよぉ!”と、”チコちゃん”風に、ふと思います。
動画編集用(stone号 Windows10 Pro) |
●変更前 | ●変更後 | |
CPU | Core i7-3770K(C4T8) | Core i7-3770K(C4T8) |
M/B | ASUS B75M-PLUS | ASRock Fatal1ty Z68 Pro Gen3 |
storage | 256GB(SSD)+1.0TB+ 4.0TB(RAID0)SATA(7200rpm) +1.5TB SATA(5400rpm) |
256GB(SSD)+1.0TB+ 4.0TB(RAID0)SATA(7200rpm) +1.5TB SATA(5400rpm) |
Memory | DDR3 PC3-12800 8GB x 2 | DDR3 PC3-12800 8GB x 2 |
Graphics | CPU内蔵GPU(Intel HD Graphics 4000) | CPU内蔵GPU(Intel HD Graphics 4000) |
OpticalDrive | Blu-ray PIONEER BD-RW BDR-209 | Blu-ray PIONEER BD-RW BDR-209 |
PCIExp2.0 x1 | × | nul |
PCIExp3.0 x16 | SATA3RI4-PCIE(RAID) | nul |
PCI | MELCO IFC-ILP4(IEEE1394) | nul(マザーボード標準装備) |
PCIExp2.0 x1 | PIX-DT460 | PIX-DT460 |
PCIExp3.0 x16 | × | nul |
PCI2 | × | nul |
PCIExp2.0 x16 | × | SATA3RI4-PCIE(RAID) |
中古のマザーボードなのでマニュアルもドライバーソフトもついていませんでした。そこで、メーカーウェブサイトからダウンロードした英語のマニュアルを見ながら(解釈が正しければよいのですが)、試行錯誤を重ねてBIOS設定をしました。
英語のマニュアルによれば、RAIDを組むには、Z68チップがサポートするSATA3_0と、SATA3_1コネクタを使用するようです。
RAIDを組んだドライブにシステムをインストールすることを想定しているのでしょうか?。
その他、ASMedia ASM1061チップセットが担当する4口のSATA3コネクタがあります。
もちろんSATA2コネクタもあります。
Z68チップがサポートするSATAコネクタでデータ用にRAIDを構築し、ASM1061チップセットが担当するSATA3に接続したシステムドライブからも起動させることができたようですが(ああだこうだとBIOSをいじっている時で確証が持てません)、何か”美しくなかった”ように感じました。なんのこっちゃ。
RAIDドライブにシステムをインストールせず、RAIDドライブを作業領域として使用する私の使用環境では、SATA3_0にシステムの入ったSSDと、SATA3_1にデータ用HDDを接続したほうが効率がよさそうだとの一応の結論を得てそのようにしました。
よってRAIDシステムは、2TB2台のHDDをASM1061チップセットが担当するコネクタに接続しWindows10 ストライピング(RAID0)にしました。
2019.03.22
SATA3インターフェースボードを介してのストライピング(RAID0)に変更しました。
ATXフルタワーで外観は変わりません。
マザーボードがMicro ATXからATXに変わりました。その他のストレージ、CPU等の主要パーツに変更はありません。
IEEE1394とSATA3インターフェースボードが不要になりました。
PCIExp2.0 x16に、SATA3RI4-PCIE(RAID)を接続しました。(19.03.22)
CrystalMark 2004R3ベンチマークテスト結果です。
最新テクノロジーを駆使したマザーボードやCPUに比べると非力ではありますが、我が家のEDIUS Pro9(Grass Valley)を使った動画編集・エンコードには十分の機能です。
素材との相性で、他の動画編集ソフトを使う時もあるのですが、これはなぜかエンコードに時間がかかります。そんな時はパソコンに作業を任せて私は夢の中。
Windows RAID0を組んだドライブ(2TB x2)のベンチマークテスト結果です。
通常接続した物より20%ほど早いかなという感じです。ソフトウェアRAIDなのでまぁまぁかな?。
スピードを求めるのなら、HDDで下手にRAIDを組むよりも、SATA3にSSDをつないだほうが早いのでしょうが、私にはそこまでの必要がありませんし、SSDでRAIDなど(私には)論外です。
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