2011.01.15
長い間可愛がっていただきありがとうございました。
我が家の愛犬ミルク(パピヨン・14歳11ヶ月)が天寿を全うしました。動物病院の先生によると、この犬種の寿命は12~3歳で、ミルクは長寿だよと言われるほど長生きしてくれたことや、できることはすべてやった。と、悔いはありませんが、今は妻と二人何をしていてもミルクの存在の大きさを感じています。
振り返ってみると昨年の11月初旬に、”わたし”をいつも見守っていてくれる、とってもやさしくて大好きなお父さんと、(毎日嫌いな歯磨きをする)少し厳しいけど、きめ細かく世話をしてくれるお母さんが、「いつもと少し何かが違う」と違和感を覚えて、いつもお世話になっている動物病院に連れて行ってくれたのが病気との戦いの始まりでした。
検査の結果、腎臓の働きを示す数値と白血球数が異常に高く、さらなる検査の結果、腎機能の異常を示す数値は、腎臓そのものが悪いわけではなく、心機能が低下しているため。
白血球数は、体内のどこかで炎症が起きている可能性が考えられるとのことでした。
”わたし”には難しくてよくわからなかったのですが、先生やお父さんお母さんは「胃腸の炎症かもしれないけど、お腹の中に何か良くないものがあるかもしれない」と、そのときそれぞれ思ったようです。
歳が歳なので外科治療などもできないと、予防もかねて大分前から飲んではいたのですが、心臓の薬を追加したり(高い薬らしいのですが、お父さんとお母さんは可愛い”わたし”のためにできることをしてやろうと頑張ってくれました)、炎症を抑える薬などを使って対症療法と内科治療を続けることになりました。(食べるものも先生と相談してお腹に良いものをいろいろ揃えてくれました)
そのおかげで、一時は食欲も戻り、新らしい年も無事迎えることができ、”胃腸炎だったのか”と、みんな喜んだのですが、松がとれる頃ふたたび食べられなくなり、検査をしたところさらに状況が悪くなっていることがわかったそうです。
それからも、先生とお父さんお母さんはあきらめることなく、流動食を準備してくれたり補液をしたり、先生に苦笑いをされながらも特製のスープやおかゆを作ってくれました。
それに応えようと、”わたし”も努力をしたのですが、15日(お父さんお母さんにとっては成人の日だそうです)に、ついに力尽きてしまいました。
でも最後の二日間は、いつものようにお父さんのお腹の上で寝たり、お母さんにやさしく抱いてもらったり、いつにも増して濃密な時間が過ごせてとてもうれしかったです。
先生にも「ご長寿さんだね。人間でいえば90歳ぐらいだよ」と言ってもらえたし、お母さんが泣きながら「また会おうね!」って言ってくれたので、いつか会えるのを楽しみにしています。でも、天国にいるお兄ちゃんやお姉ちゃんたちと、にぎやかに遊んでいるのであわてなくて良いよ!。
お父さんとお母さんは、3日に1回の割合で病院に連れて行ってくれました。
今から思うと、往復約50kmを通うその日に限って吹雪くことが多かったように思います。
お父さんには、お母さんと交代で夜中に看病させたり(つらいときは、お父さんの腕に抱かれて寝ました)、吹雪の中を累計1,300 km以上も車を運転させて納得させてあげました。
親孝行でしょ!。
でも天国に召された日は、青空の広がるとっても良い天気で、これもさすがでしょ!。
最後に、散歩のときなど「ミルクちゃん」と言って、頭やお腹をなでてくれたみんな、可愛がってくれてありがとう・・・。
ミルク
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