11月3日、文化の日の本日は、我が家の愛犬「チビ」の誕生日です。生まれた日がわからないので我が家に来た日を誕生日として可愛がってきました。
生きていれば43歳になるミックスの女の子で我が家の三女です。亡くなって34年になりました。
近所の公園で、靴を入れる箱(厚紙製のあの箱です)に入れられて、新たな飼い主が現れるのを待っていたそうです。
それを、買い物途中の妻が見つけ、我が家に連れ帰ってきました。経験もないことから動物病院など思い浮かばない時代でした。
生後間もないと思われ、きちんと育つかどうか大変心配しました。わからないままにパンを牛乳に浸して口元に持っていき母乳を飲むように口にしてくれた時、家族みんなで喜んだっけなぁ。
初めて見たときとても小さかったので、これもまた小さかった我が子が、”チビちゃぁん、チビちゃぁん”と呼んでいたそのままに名前が「チビ」になりました。
庭先のテラス上がチビの家。毎朝私が起きるとそれを察して、振ったしっぽがハウスにあたるパタパタパタという音が朝の挨拶でした。彼女が亡くなった今も、私にはパタパタパタが聞こえる時があります。今では我が家の困りごとの引受け係り、となっています。困った時の神ならぬ「チビ」だのみ・・。今も家族の中で生き続けています。
”彼女”は、我が家の子供たちに親が教える以上に、たくさんの無言の情操教育をしてくれました。もっともっと可愛がってあげればよかったと少しの後悔とともに今でも感謝の気持ちを込めて、おはよう、おやすみなさいと声をかけている毎日です。
11月3日の文化の日は、晴れの特異日として有名ですが、我が家では、チビの特異日として通っています。どこで暮らしていても、必ずこの日はお天道様が顔を見せてくれる。
「チビの特異日」として通っているのです。
本年のこの日も予報では、太平洋側では晴れるが道南では良くて曇りかな?との予報でしたが、チビが顔を出してくれました。晴れたのです。
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