11月3日、文化の日の本日は、我が家の愛犬「チビ」の誕生日です。生まれた日がわからないので我が家に来た日を誕生日として可愛がってきました。
生きていれば46歳になるミックスの女の子で我が家の三女です。亡くなって37年になりました。
近所の公園で、靴を入れる箱(厚紙製のあの箱です)に入れられて、新たな飼い主が現れるのを待っていたそうです。
それを、買い物途中の妻が見つけ、我が家に連れ帰ってきました。小さな子供たちから「おばちゃん。この犬飼ってくれない」と声をかけられたそうです。
経験もないことから動物病院など思い浮かばない時代でもありました。
生後間もないと思われ、きちんと育つかどうか大変心配しました。わからないままにパンを牛乳に浸して口元に持っていき母乳を飲むように口にしてくれた時、家族みんなで喜んだっけなぁ。
初めて見たときとても小さかった(色も黒くネズミかと思いました)ので、これもまた小さかった我が子が、”チビちゃぁん、チビちゃぁん”と呼んでいたそのままに名前が「チビ」になりました。
庭先のテラス上がチビの家。毎朝私が起きるとそれを察して、振ったしっぽがハウスにあたるパタパタパタという音が朝の挨拶でした。彼女が亡くなった今も、私にはパタパタパタが聞こえる時があります。
今では我が家の困りごとの引受け係り、となっています。困った時の神ならぬ「チビ」だのみ・・。今も家族の中で生き続けています。
”彼女”は、我が家の子供たちに親が教える以上に、たくさんの無言の情操教育をしてくれました。もっともっと可愛がってあげればよかったと少しの後悔とともに今でも感謝の気持ちを込めて、おはよう、おやすみなさいと声をかけている毎日です。
チビが亡くなった後に我が家の一員になった、「よつば」はもとより、ポメラニアンやパピヨン等の子たちにも、君たちが元気でいられるのはチビちゃんという子がいて色々教えてくれたからだよ。と、言って聞かせてきました。分かるかなぁ。
世間では、文化の日は「晴れの特異日」というそうですが、我が家の関係者は「チビちゃんの日」なのです。
何か予定を組む時でも、11月3日は「チビちゃんの日なので天気は大丈夫」なんてネ。
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