非常用発電機の整備作業実施

できごと

2004年9月8日、当地を襲った台風18号の影響で電柱が倒壊し58時間ほど停電が続いたことがありました。

その時は、車のバッテリーにインバーターを接続して、通信設備等の必要最低限の電源を確保して凌ぎましたが、それに懲りて購入した発電機(100V 50Hz 2.0KVA)です。

 

その後、幸いなことに直接役に立つ場面がありませんでした。
2018年9月6日午前03時08分に北海道胆振地方中東部を震源とするマグニチュード6.7・最大震度7の地震が発生するまでは・・・。
一部の離島を除く全道295万戸が停電し、復電するまで約22時間の所謂ブラックアウトになりました。

役に立つ事態が起きないことが幸せなことだよ。と、妻とよく話をしていました。が、購入から14年目にして初めて役に立つ場面に遭遇しました。

 

それからも、定期的に潤滑油の交換や試運転・点検を重ねてきましたが、18年経過して流石にあちらこちらの外観上に劣化がみられるようになりました。そこで整備作業を実施しました。

 

燃料タンクや各所カバーを外してクリーニングを実施しました。普段見えないところにも汚れが目立ちました。若干の発錆や汚れが見受けられましたが機能上の問題はないようです。

 

燃料タンクの、特に陰になっている部分に錆が見受けられました。ワイヤーブラシとサンドペーパーで錆を落としたうえで防錆塗料で仕上げました。幸いなことに表面上の錆だけのようで、タンク本体への影響はありませんでした。
プロと素人の違いのひとつは養生をきちんとするか否かかなぁ?・苦笑。素人(つまり私です)は先を急ぎすぎるようです。その差が塗装結果に表れているように思えます。

 

排気消音器部分も錆を落とし耐熱防錆塗料で仕上げました。

 

電気出力部も金属パネルやビスが腐食していました。内部ケーブル接続部の点検と増締め(第一種電気工事士です)をするとともに、サンドペーパーで錆を落として防錆塗料で仕上げました。ビスも新しいものに変えました。
一応組み立てましたが、周囲の樹脂製ボックス部の汚れが取り切れていないようですので、この部分の作業はさらに続く。ダネ。

これから雨が降ると予報が出ています。濃いガス(霧)もかかってきました。潤滑油を交換し試運転を実施。とりあえず緊急時に運転できることを確認して本日の作業は終了です。

 

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