枝降ろし剪定実施

できごと

余りにも鬱蒼としてきたので、枝降ろし剪定を実施しました。
調べてみたら前回行ったのは2010年7月で、ちょうど10年前のことになります。久しぶりの高所作業で、登れるかな?。と思いましたが意外と大丈夫のようです。
途中で膝が痛くなったらどうしようなどと心配事は増えたけど・苦笑。

そう言えば。
母方の祖父が造園業をやっていたことを思い出しました。当時は庭師と呼ばれていたように思います。

余談ではありますが。
母の言葉を思いおこすと、”キセルで煙草をふかしている姿を見かけることの多い庭師”と言われることもあったようです。見る人によっては、休憩ばかりしていると思われたのかも知れませんね。
しかし、ただキセル煙草を吸っていたわけではなく、”庭師というものは、伐っては全体を眺めてまた伐って全体を仕上げていくものだ”と、自らの信念に従って黙々と仕事を続けていた人のようでもあります。

仕事の依頼も滞ることなくあったようですので、腕は確かで、分かる人は分かっていたのだろうとも思います。因みに私は、(その技を直接教えてもらう機会はありませんでしたが)その血を継いでいるわけです。

高いところに登る(降りる)とき、いつも、徒然草の高名の木登りを思い出しながら作業します。「枝危ふきほどは、己が恐れはべれば申さず。過ちは、やすき所になりて、必ずつかまつることに候ふ。」

 

 

 

 

期せずして千手観音像のようになった先端にアカゲラが空けた巣穴が見えます。
水木しげる描くところの一反木綿のようにも見えますが・・・。

 

切断跡には、腐食防止剤を塗ります。

 

ついでに、イチイも刈り込みました。イチイの刈込はこの時期でなければならないということはないようです。でも、おすすめは2~3月だそうです。

 

 

 

 

 

昨年、思い切り強剪定を行ったタニウツギ。今年は無理かなと思っていましたが、思いがけず綺麗に咲いていました。

 

 

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