腕時計の電池交換をやってみた

できごと

16年ほど前の「グアム家族旅行」時に、子供たちから贈られた、妻と私へのエンポリオアルマーニのペアウォッチ。
時計そのものもうれしかったのですが、婿殿(息子だと思っているのですが、ご両親に遠慮してあえて婿殿と)を含めた子供たちから思いがけないプレゼント、その気持ちがうれしかったのです。
4年に1回ほど電池交換をしながら大切に使ってきました。

 

 

電池交換作業と言えば、”裏蓋を外すことはできるけど元に戻せないといけないので”と断られたこともありました。今なら、素人の私ができたのですから専門家がやって壊れることはないと確信し、「壊れてもいいから思い切りやって」と、言えるのですが・・・。

初めの頃は、(旅行のついでではありますが)首都圏の時計店まで持参して交換してもらったっけ。
ややあって近隣で(とは言っても数十Km離れていますが)交換してくれるところを見つけて交換をお願いしておりました。
その時計屋さんが店じまいをしてしまい、前回は、交換してもらえる新たな時計店を探して交換してもらった経緯があります。
しかしそれから1年とたたずに動かなくなってしまいました。さすがにもう寿命かとも思いましたが、電池かもしれない。と、ピンとくるものがあったのです。所謂、技術屋の勘?。

容量の抜けた電池をそのままにしておくと、液漏れを起こし内部が腐食してしまうと聞いたことがあります。実際に手持ちの時計をそのようにしてしまった経験もあります。
そうしたことから、万が一寿命による故障だとしても、電池を外して記念に保管しようとしたものです。

それに、交換作業を見るともなく盗み見て、大体の作業の様子を覚えていたのです。あとは工具次第だっ!。と、思ってしまったのです・苦笑。

 

プロ用の工具を一式揃えるとなると、ちょっと名前の通った立派な時計が買えてしまう金額のようです。
かと言って、アマチュア用として購入できるものの口コミを見ると何かと心もとなく感じます。そこで、必要としている工具のみ、できるだけ良い物(良いと思われる物)を揃えようと思いました。電池も100円もしないで購入できるものもあるようですが、今回は名前の通ったものを入手しました。

実はこれ以外に時計修理時に使う時計ホルダー(つまり時計修理作業時用の万力)を注文済みなのです。が、到着前に待ちきれずに”やってしまった”のです。なくても良かったという事ではあるのですが、まぁ次のために大事に保管しておくことにしましょうかネ。

 

腕時計のバンドを外して裏蓋を外しやすいようにします。時計バンドには、スライド式、ネジ式、そしてピン式があるようです。私の時計はピン式のワリピンタイプでした。
ワリピンタイプで気を付けることは、方向がありワリピンの割れ目のある方をたたいて抜こうとしてははダメだということのようです。矢印はこれを現していると理解しました。

 

 

 

こじ開けタイプの裏蓋ですので、小さな隙間を探して”スーパーコジ開け”と名前がついているこじ開け器でエイヤッと。
次に保護カバーを外すと電池が見えてきます。念のために電圧を計測してみたら定格1.55Vのところ、0.5Vほどしかありませんでしたので電池の容量抜けが原因と特定し交換実施。この後ガスケットに「塗布器」でシリコングリスを塗布して元に戻したところ、新たな時を刻み始めました。


時計ホルダー届きました。

 

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